デザイン不要!超シンプルなランディングページで集客する方法

アルファベットの書かれたタイルでSIMPLEと書かれている
  • 「ランディングページは派手なデザインが良い?」
  • 「逆にシンプルにした方が良い?」
  • 「結局、どちらがより多く集客できるの?」

これは多くの中小企業や個人事業主、Web担当者によくあるランディングページの悩みです。しかし、次の問題に比べればこうした悩みは大したことではありません。それは、「ランディングページで集客するために一番大切なポイントを知らない」ということです。これを知らないために、多くの人が「デザインをどうすべきか?」という表面的な部分だけしか考えていません。実はこれが最大の問題です。

派手で凝ったデザインのランディングページは、見た目のインパクトがあっても集客につながるとは限りません。また、制作に費用や時間がかかるというデメリットもあります。一方、大切なポイントを外さなければ、シンプルなページでも十分集客できます。むしろ、シンプルであるゆえのメリットも少なくありません。

そこで本記事では、シンプルなランディングページについて以下の点を解説していきます。

  • シンプルなページのメリット
  • 集客するために本当に大切なポイント
  • 制作する上での注意点や、作成ツール

私自身、シンプルなランディングページを作成したり実際に運用したりして、低コストで集客できたなどの実務経験があります。こうした経験に基づき、ランディングページ作りの核心部分を解説します。この記事を読めば、ランディングページを作る上で本当に大切なことが分かり、制作費や広告費をあまりかけなくても集客できるようになるでしょう

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一般的に「シンプルなランディングページが良い」と言われる理由

なぜ「シンプルなランディングページが良い」と言われているのか、まずは一般論を解説します。シンプルなランディングページは合理的であり、メリットも大きいことが分かるでしょう。

①:読みやすく、理解しやすい

シンプルなページは文章量や色数が少ないため、視覚的な負担が少なくなります。結果として、メッセージがストレートに伝わりやすくなります。

②:情報が多すぎず行動につながりやすい

人間は一度に多くの情報を処理できません。特にスマホで閲覧する場合、余計な要素が多いとすぐに離脱してしまいます。しかし、 必要な情報だけをシンプルに配置すれば、ユーザーは取るべき行動が分かりやすくなり、結果として集客につながります

③:スマホでも見やすい

特にB to C商材の場合、大部分の人がスマホで閲覧しています。そこで多くのランディングページはPC、スマホなど様々な端末で適切に表示されるよう「レスポンシブ対応」にするのが常識となっています。

元がシンプルなページであれば、スマホ表示でも崩れが少なく見やすいので、問い合わせや登録、購入といったアクションにつながりやすくなります

④:制作費用を抑えられる

シンプルなページであれば、自分自身で作れるので外注費用を節約できます。仮に外注するとしても、比較的少ない費用で済ませることができるでしょう。いずれにしても、制作費用をかなり抑えることができます。

⑤:制作時間が短く済む

シンプルであれば、当然制作にもあまり時間がかかりません。ですから、「こんなランディングページではどうか?」といったアイディアをすぐテストでき、結果も早く確認できます

⑥:テストと改善のサイクルを早く回せる

どんなランディングページでも、テストと改善を繰り返すことが不可欠です。シンプルなページであれば、テストと改善のサイクルを比較的早く回せるので、より短時間で集客効果を高めることができるでしょう。

本当にシンプルなランディングページで集客できるのか?

ここまでお読みになって「シンプルなページが良いのは分かったけど、本当に集客できるの?」と思われるかも知れません。そこで、幾つかの事例をご紹介します。

事例1:FB広告(Meta広告)のインスタントページで低コスト集客

私は以前、とある会社で広告運用の手伝いをしていたことがあります。この会社ではテスト的に広告を流す際、Facebook広告(Meta広告)のインスタントフォーム作成機能を使い、以下のような簡易的なランディングページを使っていました。

  • ページの先頭にキャッチコピー
  • キャッチコピーの下にアイキャッチ画像が1枚
  • 画像の下にはテキストとメールアドレスを登録するフォーム

たったこれだけのとてもシンプルなランディングページです。実際、作成の際はデザインなどほぼ考えず、早ければ10分程度で完成させ広告を流していました。最初は「こんなので大丈夫なの?」と思ったのですが、調子が良いと一人あたりの数百円の広告費用で集客できました

事例2:「画像無し・テキストだけ」のランディングページに思わず登録

次は、私のプライベートでの経験になります。

私はランディングページにもある程度の知識はありますし、色々なランディングページを見ています。でも、そんな私の常識を覆すランディングページに遭遇しました。何と、画像が1枚もない「テキストだけ」の超シンプルなページです

キャッチコピーと、本文のテキスト、そしてメールアドレスのフォームがあるだけ。デザインの「デ」の字も無いようなランディングページですが、私は思わずメールアドレスを登録してしまいました

私もこれまでの経験から「ランディングページはシンプルで十分」と知っていましたが、「こんな超シンプルなページで十分集客できるんだ!」と衝撃を受けました。

事例3:Amazonのページは基本的なデザインをほぼ変えていない

Amazonの各商品ページは、ある意味でランディングページと言えるでしょう。そんなAmazonですが、以下のように基本的なデザインは長年殆ど変えていません。

  1. 背景は白
  2. 商品紹介のテキストと商品写真を配置
  3. 商品説明を記載
  4. 複雑なアニメーションは一切無し

もちろん、各ボタンのデザインや配置、アイコンなど細かい部分は改良を重ねています。しかし、基本的なデザインはずっとシンプルなままです。

もし「デザインに凝ればもっと売れる」のであれば、Amazonほどの企業ならとっくの昔にそうしているでしょう。しかし、Amazonですらシンプルなデザインを貫いているということは、「購入してもらうのに派手なデザインは不要である」ことを裏付けています

注意点:シンプルでも基本構成は同じ

シンプルであっても、ランディングページの基本構成は同じです。 「シンプルにすればよい」と必要なものを削ってしまわないように注意しましょう。

構成要素詳細
①ファーストビューターゲット像をしっかり定め、その人が何を得られるのかなどを明確に、また数秒で伝わるようにキャッチコピーを書きます。必要に応じてCTAを配置し、行動を促します。
②ベネフィット商品の機能説明ではなく「ユーザーにとってのメリット」を伝え、ユーザーがどんな未来を得られるか想像できるようにします。
③実績や信頼性導入事例、利用者数、メディア掲載など、ユーザーの信頼度を高める内容を記載します。
④CTAランディングページの途中でも行動できるようにCTAを配置します。ページの中で繰り返し配置するか、またはページの下部に常に表示されるようにすると良いでしょう(とても短いページであれば、ここまでする必要はありません)。
⑤よくある質問(Q&A)Q&Aは必要に応じて配置します。不安や疑問を解消し、行動を促す助けになります。
⑥フッター必ずプライバシーポリシーページへのリンクを記載しておきましょう。このリンクが無いと、広告の審査が通らないことがあるからです。

シンプルであっても改善は不可欠

シンプルなランディングページでも、一発で成果が出るとは限りません。成果を出すためには、日々の改善が不可欠です。以下は改善の一例です。

  • ファーストビューのキャッチコピーや画像を変えてみる。
  • ファーストビューより下の要素の順番を変える、一時的に非表示にしてみる。
  • CTAの色をやテキストを変えてみる。

本質はこれ!ランディングページで成果を出す最重要ポイント

ここまでで、シンプルなランディングページが良いとされる一般論や、シンプルなページで成果が出ている事例を紹介しました。しかし、ここまでの話はあくまでも「デザインを派手にしても成果には直結しないので、シンプルなページで十分である」ということに過ぎません。つまり、「単にシンプルにすれば良い」という単純な話でもないということです。

そこで、ここから最も大事な点を解説します。実は、ランディングページで集客するためには「ある非常に大切なポイント」があります。これを間違えると、どんなランディングページを作っても殆ど成果は出せないでしょう。

ランディングページで一番大事なのは「打ち出すコンセプト」

ランディングページで集客するために最も重要なポイントは、「ページで前面に打ち出すコンセプト」です。極論を言えば、ターゲットの心に刺さるコンセプトを打ち出しさえすれば、デザインはどうでも良いのです。

先の事例で紹介した、Facebook広告(Meta広告)のインスタントフォームや、画像も無いテキストだけのランディングページで集客できていたのは、いずれもコンセプトがしっかりしていたからです。Amazonは圧倒的な知名度が武器になっていますが、「安くて品ぞろえが豊富」、「配送が早い」といったコンセプトが知名度やブランドイメージにつながっていると言って良いでしょう。

そこで、あなたがこれから新規にランディングページを作る、あるいは既存のページを改良する場合、デザインよりもまず以下の点をしっかり考えてみましょう。

  1. ライバルはどんなコンセプトを打ち出しているのか?
  2. ライバルが埋めることができていない、市場のニーズや願望は何か?
  3. 自社の強みは何か?
  4. 自社の強みは、市場ニーズや願望と合っているか?
  5. 自社の強み、市場のニーズを基に、ライバルと異なるどんなコンセプトを打ち出せるか?

思考実験:「歯医者さんのランディングページ」でどんなコンセプトを打ち出すか?

「コンセプトが大事」といっても、なかなかイメージしにくいかも知れません。そこで、具体例で考えてみましょう。

もし、歯医者さんのランディングページを作るとしたら、どんなコンセプトを打ち出すと良いでしょうか? じっくり考えながら読み進めてください。

まずは、競合が前面に打ち出していることを調べる

コンセプトを考えるためには、まず競合する他の歯医者がどんなことを前面に打ち出しているか調べます。恐らく、大抵の歯医者さんは以下のような点を強調していることでしょう。

  • 安心感、痛みの少なさ
  • ドクターの専門性、技術力
  • 通いやすい立地にあること
  • 駐車場、予約の取りやすさなどの利便性
  • 院内の清潔感や快適さ
  • 治療方針の透明性、丁寧な説明
  • 地域密着、信頼

中には「年中無休」、「土日も診療」などで差別化を図っている歯医者もありますが、どの歯医者も大体似たようなことを言っています。もちろん、上記は大切な点ではあります。しかし、自分も同じようなことを前面に出してしまうと、患者からすれば「この歯医者さんに行くしかない!」というインパクトや決め手がありません。別の言い方をすれば「他の歯科医と比較して何が良いのか分からないので、選んでもらえない」となってしまいます。

そこで、まずコンセプトを作る場合は以下の観点で調査・分析し、コンセプトを作りの土台とします。

  • 地域的に近い他の歯科医が言っていることは何か?
  • 逆に、他の歯医者が言っていないことは何か?
  • 歯科業界で「常識(固定観念)」となっていることは何か?
  • 他の歯科医よりも自社が強みとしていることは何か?
  • 自社の強みと市場のニーズが重なる部分は何か?
  • 他の歯科医が対応できていないニーズは何か?

「患者は何を不満に思っているのか?」に注目してみる

多くの人は「歯医者には行きたくない」と思っています。その理由としては「痛いから」、「ドリルの高周波音が嫌だ」などがあるでしょう。しかし、虫歯になれば嫌でも歯医者に行くしかありません。

ところが虫歯治療が始まると、大抵の歯医者は何度も患者を通わせます。そうでなくても歯医者には行きたくないのに、「いつまで通わなければならないのか?」という状態は精神的な負担だけでなく、時間や金銭的にもロスになります。

そんな患者の不満に着目すると、インパクトのあるコンセプトが見つかるかも知れません。仮に、「虫歯治療が1回で終わります」というコンセプトを打ち出すことができたらどうでしょうか?(現在の医療技術では「1回で終わる虫歯治療」は無理かも知れませんが、あくまでも頭の体操としてご理解ください)。

  • 1回で治療が終わるなら、患者の精神的苦痛、金銭や時間ロスは最小限で済む。
  • 1回で終わるなら「多少不便な場所でも行ってみよう」と思ってもらえる。
  • 多くの歯医者が強調する「通いやすい立地」との差別化にもなる。

このように、患者(顧客)の苦痛や不満を軽減し、さらに常識を覆すようなコンセプトを前面に打ち出せば「この歯医者さんにぜひ行ってみたい」と思ってもらえる可能性が高まります。実際の反応はテストしてみなければ分かりませんが、コンセプトさえ間違いなければシンプルなランディングページでも十分集客できるようになるでしょう。

尚、こうしたコンセプト作りに関しては以下の記事も併せて参照してみてください。以下の記事は検索広告の作り方を解説していますが、考え方や実務的な手順の参考になるでしょう。

シンプルなランディングページを作るツール

シンプルなランディングページであれば、無料のツールで自分で作ることができますので、費用を抑えることができるでしょう。以下の無料でも使えるツールをご紹介します。

①:Facebook広告(Meta広告)のインスタントフォーム

先のセクションでも触れましたが、Facebook広告(Meta広告)を使っている場合はインスタントフォーム作成機能が使えます。インスタントフォームの作成自体は無料です(広告費のみ別途発生)。

広告アカウントの設定は少し時間がかかりますが、インスタントフォームの作成自体は10分程度でも可能です。様々なパターンのフォームを短時間で作ることで、どの切り口が反応が良いかなどのテストも行えます。

②:WordPress

WordPressをランディングページの代わりに使うこともできます。レスポンシブに対応しているので、スマホユーザーの多いB to C商材にもお勧めです。

具体的な方法は2つありますが、一つは固定ページの活用です。ただし、そのままだとグローバルメニューなど不要なものが表示されてしまうのでカスタマイズが必要です。カスタマイズの情報はネット上にたくさんありますし、生成AIに質問してやり方を確認しても良いでしょう。

もう一つの方法は、ランディングページが作れるプラグインの活用です。無料で使えるプラグインも少なくありません。

③:ノーコードLP作成ツール

ペライチ、STUDIO、Unbounceなどプログラミングが不要で、直感的に操作できるランディングページ作成ツールもあります。無料プランが用意されている場合もあるので、お試しで使ってみることもできます。

④:メルマガ配信サービスの作成機能

メルマガ配信を行うサービスの中には、簡易的なランディングページを作成できるものもあります。無料プランが用意されていることもあるので、まずはお試しで使ってみましょう。

⑤:Googleサイト

Googleサイトは、アカウントさえあれば無料でサイトを作れるサービスです。本格的な運用に向いているかは何とも言えませんが、切り口のテストなどには十分使えるでしょう。

まとめ

  1. 一般論として、シンプルなランディングページは読みやすい、行動につながりやすい、制作時間や費用を抑えられるなどのメリットがあります。
  2. とてもシンプルなランディングページで、低コストで集客できている例は少なくありません。
  3. Amazonのサイトは長年シンプルデザインのままです。派手なデザインが集客や販売につながらないことが分かります。
  4. ランディングページは前面に打ち出すコンセプトが一番大事です。ターゲット層の心に刺さるコンセプトさえ作れれば、シンプルなページで十分集客できます。
  5. シンプルなランディングページを作れるツールも豊富です。専門知識不要で、無料で使えるツールも少なくありません

ランディングページはデザインなどの表面的な要素ではなく、打ち出すコンセプトが成果を左右します。ぜひ、ターゲット層が思わず引き込まれるようなコンセプト作りに力を入れましょう。このポイントさえ間違えなければ、シンプルで費用対効果の高いランディングページを量産することができるでしょう。

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